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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド / THERE WILL BE BLOOD

THERE WILL BE BLOOD

4

2007年 / アメリカ
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイス / ポール・ダノ / ケヴィン・J・オコナー / キアラン・ハインズ / ディロン・フレイジャー / バリー・デル・シャーマン / コリーン・フォイ

ぐわー、疲れたぁ。すごいですね、エゴイスティックな人物像が。ダニエル・デイ=ルイス、見事な怪演っぷり。特にボウリングレーンでのくだりはスゴかったなぁ。あの時代背景で神父さんとのやりとりの中で本物を見てるかのようだった。カメラワークも秀逸。

血が叫べば実行すべし、血も涙もない、血で血を洗うみたいなところで、コイツ何企んでんだ!?、騙すのか!?、騙されるのか!?の駆け引きややりとりでグイグイ引き込まれ、その非情っぷりもハンパじゃないですが、全体を通しての完成度を見ると美しい。

ジャンパー / JUMPER

JUMPER

1

2008年 / アメリカ
監督:ダグ・リーマン
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー / サイモン・キンバーグ / ジム・ウールス
出演:ヘイデン・クリステンセン / ジェイミー・ベル / レイチェル・ビルソン / サミュエル・L・ジャクソン / ダイアン・レイン / マイケル・ルーカー / アンナソフィア・ロブ

完全にアイデアのみでGO!しちゃってやっちゃった一本。悲しいかな、ひしひしと感じてしまいます...。建物はジャンプできない!ってことで、ジャンプできちゃったアイツは特別なんだけども、そんなヒーローは銀行強盗で大金持ち。なんかもう話もめちゃくちゃだ。サミュエル・L・ジャクソンの設定もヒドくないですか?アレ。

図鑑に載ってない虫

図鑑に載ってない虫

3

2007年 / 日本
監督:三木聡
脚本:三木聡
出演:伊勢谷友介 / 松尾スズキ / 菊地凛子 / 岩松了 / ふせえり / 水野美紀 / 松重豊 / 笹野高史 / 三谷昇 / 渡辺裕之 / 高橋恵子

独特な小ネタと過激な笑いで突っ走り、ある意味最後まで息つくヒマがないんで三木聡ファンにはたまらんのではないでしょうか。松尾スズキがしゃべる「おしるこ食べてる人って魂出てるみたいじゃない?」とか「なんちゃって強くやりすぎたー!」とからへんがニヤリとしちゃいます。塩からドベーッってなったり、カニがうじゃうじゃーっとなったり、かなぶんとかいろんな虫うじゃーってなったりしてます。「死にモドキ」を探しに行きます。「いなくなってもいなくなる人」か「いなくなってもいる人」か。ラストは思ってたよりもわりとまともに着地した印象。なんかスッキリしますよ。水野美紀の実が出た屁が聞けます。

ザ・シューター 極大射程 / SHOOTER

SHOOTER

3

2007年 / アメリカ
監督:アントワーン・フークア
脚本:スティーヴン・ハンター
出演:マーク・ウォールバーグ / マイケル・ペーニャ / ダニー・グローヴァー / ケイト・マーラ / イライアス・コティーズ / ローナ・ミトラ / ネッド・ビーティ / ラデ・シェルベッジア

凄腕スナイパーが国家的陰謀へ立ち向かう迫力のアクションサスペンス。ひとまずマーク・ウォールバーグ好きは間違いないんじゃないかと思います。

ストーリーが進むにつれ、いつの間にそんなん用意してたー!ど、どーやって行ったー!?みたいな箇所もあるものの、スピード感が良いんでサクサク観れました。もう容赦なくやっつけちゃってるなぁー。そのへんがメッセージだったりするんだろうけども。爆発も火薬たっぷり。

ゾディアック / ZODIAC

ZODIAC

3

2006年 / アメリカ
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:ジェイク・ギレンホール / マーク・ラファロ / ロバート・ダウニー・Jr / アンソニー・エドワーズ / ブライアン・コックス / イライアス・コティーズ / クロエ・セヴィニー / ドナル・ローグ ケン・ナーロウ / ジョン・キャロル・リンチ / ダーモット・マローニー

実話を元にゾディアックにとりつかれた人、振り回された人を描いたジャーナリスティックな1970年代の社会派ドラマ。2時間半とたっぷり時間を使った作品だけども、後半になればなるほどもう何が何だかわかんなくなってくる。車を真上から撮って追ってくシーンは新鮮だったなぁ。エイブリーとかグレイスミスらがだんだんゾディアックにとりつかれてく流れは面白いです。