cinema | roughtab

Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ヘルボーイ / HELLBOY

HELLBOY3

2004年 / アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン / ジョン・ハート / セルマ・ブレア / ルパート・エヴァンス / カレル・ローデン / ジェフリー・タンバー / ダグ・ジョーンズ

口のデカい中年オッサンヒーローが強いんだか弱いんだかわかんない、いや、いざという時頼りがいはあるかもねっ!のアメコミ系にしては控えめな感じで展開。

なんだか半分ミュージカルでも観てる感覚になったのは気のせいじゃないハズ。オッサンだったから良く感じた何かがあるハズ。煙みたいなヤツ、相当強いよね。

ヘルライド / HELL RIDE

HELL RIDE2

2008年 / アメリカ
監督:ラリー・ビショップ
脚本:ラリー・ビショップ
出演:ラリー・ビショップ / マイケル・マドセン / エリック・バルフォー / ヴィニー・ジョーンズ / レオノア・バレラ / ローラ・カユーテ / ジュリア・ジョーンズ / デヴィッド・キャラダイン / デニス・ホッパー

出たー!!タランティーノ監修お下劣下世話ノンストップB級ファッキンバイカームービー!

みなさんなんとまぁしゃべってることに内容がないことないこと。「バイクス、ビアー、ブーティ、アンド ビッグ・バックス メン!!」「ひとっ走りしてきたらおまえの茂みを消火活動してやる。」「忘れないわよ消防士さん。」健全なお子様には決して見せれません。デニス・ホッパー良かったです。

ファニーゲーム / FUNNY GAMES

FUNNY GAMES4

1997年 / オーストリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
出演:スザンヌ・ロタール / ウルリッヒ・ミューエ / アルノ・フリッシュ / フランク・ギーリング

後味の悪さピカイチ。ここまで最悪で一貫性があるとむしろ気持ちイイくらい。ストーリーとしては卵を借りにきた近隣の人が突然その家族を襲い出し、次々に良からぬことをしでかして行っちゃうって話。そのままグイグイ突っ走ります。

「ただの後味最悪な暴力映画」になってない重要な部分がココに尽きるんじゃないかと思いますが、話が進むにつれ犯人の男が観客に向けて話しかけてくるくだりがいくつか出てきて、それに加え、後半では「映画」としては御法度な手法を使ってまざまざと「自分たちの意味」を提示してきます。自ら映画を撮ってる側に回るような撮り方・構成で、しかもそれがケタ外れで道から反れている。映画を通して「映画」という媒体に対する強いメッセージのようなものを感じました。事件が勃発してから最後まで、一定の緊張感のまま展開していった演出には脱帽。

バーン・アフター・リーディング / BURN AFTER READING

BURN AFTER READING4

2008年 / アメリカ
監督:イーサン・コーエン / ジョエル・コーエン
脚本:イーサン・コーエン / ジョエル・コーエン
出演:ジョージ・クルーニー / フランシス・マクドーマンド / ブラッド・ピット / ジョン・マルコヴィッチ / ティルダ・スウィントン / リチャード・ジェンキンス / デヴィッド・ラッシュ / J・K・シモンズ / オレク・クルパ / マイケル・カントリーマン / エリザベス・マーヴェル

いわゆる商業主義やハリウッドに媚びることなく「撮りたいものを撮る」姿勢を貫き通してきたコーエン兄弟のそれを再確認したかのような内容でとっても満足。

一言で言えば、登場人物がみんなセコい。なんなんだあのセコさは。出会い系サイトを使い倒してるジョージ・クルーニー、全身整形手術の費用を求めて必死なフランシス・マクドーマンド、iPodと筋肉をこよなく愛するブラッド・ピット、アル中でCIAをクビになり暴露本で稼ごうとしてるジョン・マルコヴィッチなどなど、それぞれのキャラになりきってる上での「キメ顔」なんかがたまりません。真骨頂でもある“思わぬところに話が転がっていくおもしろさ”をCIA相手にブラックジョークでグイグイ魅せてくれました。

ブラインドネス / BLINDNESS

BLINDNESS3

2008年 / 日本=ブラジル=カナダ
監督:フェルナンド・メイレレス
脚本:ドン・マッケラー
出演:ジュリアン・ムーア / マーク・ラファロ / アリシー・ブラガ / 伊勢谷友介 / 木村佳乃 / ドン・マッケラー / モーリー・チェイキン / ミッチェル・ナイ / ダニー・グローヴァー / ガエル・ガルシア・ベルナル

タイトルからしても「目」には良くなさげですが、とにかく脳に訴えかけるような白のコントラストが強くてフェルナンド・メイレレスの特徴が出てるなぁと思いました。次々に謎の失明に感染していく前半は特に。

それでもあの施設内での無秩序っぷりに嫌気がさしたりして、なんであんなことになってっちゃうのか、政府ちゃんと管理しろやっ!とか思ってましたが。