cinema | roughtab

Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

アキレスと亀

アキレスと亀4

2008年 / 日本
監督:北野武
脚本:北野武
出演:ビートたけし / 樋口可南子 / 柳憂怜 / 麻生久美子 / 中尾彬 / 伊武雅刀 / 大杉漣 / 筒井真理子 / 吉岡澪皇 / 円城寺あや / 徳永えり / 大森南朋

娘に売春までさせて、もっと言えば娘が死んでもなお芸術を追求し、恐ろしいほど固執する姿は見事だったように思います。妻・樋口可南子と活動する中年期はほとんど痛々しく、それでいてあの展開で決して後味が悪くならないラストシーンは素晴らしい流れ。どっかで作品が飾られたりするのもひとつの楽しみになってました。少年・青年・中年とそれぞれの時代でフィルムの質感が違うのもイイですね。柳憂怜と麻生久美子の青年期が好きです。

イーグル・アイ / EAGLE EYE

EAGLE EYE2

2008年 / アメリカ
監督:D・J・カルーソー
脚本:ダン・マクダーモット / ジョン・グレン / トラヴィス・アダム・ライト / ヒラリー・サイツ
出演:シャイア・ラブーフ / ミシェル・モナハン / ロザリオ・ドーソン / マイケル・チクリス / アンソニー・マッキー / ビリー・ボブ・ソーントン / イーサン・エンブリー

安全のために計画してたことが、かえって自分たちの首を絞めて来ちゃったよ!どーしよう!っていう話。家に帰ったら最新の武器とかが届いてて、その数十秒後にFBIって感じで謎の音声に従うほかなく逃亡劇。車がヒュンヒュン走ってる交差点に猛スピードで突っ込んでいきます。

そのへんのアクションは派手でテンポ良く進んでくけど、電波出してるものからは常に監視されててあんたの行動はすべてお見通しなんですよ的なスーパーコンピュータ「アリア」をブッ壊して終了。ストーリー含めてなんかもうどっかで見たよなぁ...。

ウォンテッド / WANTED

WANTED1

2008年 / アメリカ
監督:ティムール・ベクマンベトフ
脚本:マイケル・ブラント / デレク・ハース / クリス・モーガン
出演:アンジェリーナ・ジョリー / ジェームズ・マカヴォイ / モーガン・フリーマン / テレンス・スタンプ / トーマス・クレッチマン / コモン / クリステン・ヘイガー / マーク・ウォーレン

我々は伝統ある選ばれた暗殺者だとかなんとか言っときながらターゲットじゃない人たちも撃ちまくりの殺しまくりで話ムチャクチャじゃんか...。それこそ「GOOD BYE」じゃ。列車のシーンなんかドえらいコトになってるなじゃないですか...。

じゃあ、そういうのに納得いかない人はちょいちょい出てくるアンジェリーナのセクシーシーンで楽しんじゃってもらってーみたいなのが見え見えでなんだか途中から観てらんなくなった...。

弾にカーブかけるとか、弾同士をぶつけて防御するとかっていう発想はイイと思うのに、なんかもったいなさすぎるよなぁ。あとネズミ出てき過ぎ。

ウォーリー / WALL-E

WALL-E4

2008年 / アメリカ
監督:アンドリュー・スタントン
脚本:アンドリュー・スタントン / ジム・リアドン
声の出演:ベン・バート / エリッサ・ナイト / ジェフ・ガーリン / フレッド・ウィラード / ジョン・ラッツェンバーガー / キャシー・ナジミー / シガーニー・ウィーヴァー

見事ですねPIXAR。単純に「ウォーリーかわいい」だけじゃ済まないエンターテイメント性たっぷりな作品となってました。誰もがすぐ見て取れる消費社会やゴミ問題からくる環境破壊などのテーマをたっぷり盛り込みながら、過去の作品へのオマージュやパロディ(マトリックスとか2001年宇宙の旅とか)も登場してきて、主人公のウォーリーがあのビジュアルと音声ときたら老若男女が興奮しっぱなしなんじゃないでしょうか。

特に前半で700年間ひとりぼっちで働き続けるウォーリーの日々の行動を淡々と、かつほぼサイレントの状態で流すシーンは圧巻でした。グッと引き寄せられたあの冒頭の数十分ですでにお腹いっぱいになりかけました。

汚れているものを見つけるとキレイになるまで執拗に追いかけるM-O(モー)が、今まで自分の軌道は外れたことないのに殻を破って自ら軌道を飛び出しちゃうシーンは、ウォーリーの周辺には気付けば幸せが舞い降りるというエンディングにかけての重要なシーンかなと思って印象的。

大いなる陰謀 / LIONS FOR LAMBS

LIONS FOR LAMBS

3

2007年 / アメリカ
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
出演:ロバート・レッドフォード / メリル・ストリープ / トム・クルーズ / マイケル・ペーニャ / デレク・ルーク / アンドリュー・ガーフィールド / ピーター・バーグ

ロバート・レッドフォードの社会派映画。ほぼ議論です。でも目が離せなかった。ジャーナリストとして葛藤するメリル・ストリープ良かったです。にしてもこの邦題ヒドすぎるんじゃなのか...。