2008年 / 日本
監督:堤幸彦
脚本:福田靖 / 長崎尚志 / 浦沢直樹 / 渡辺雄介
出演:唐沢寿明 / 豊川悦司 / 常盤貴子 / 香川照之 / 石塚英彦 / 宇梶剛士 / 宮迫博之 / 生瀬勝久 / 小日向文世 / 佐々木蔵之介 / 森山未來 / 竹中直人 / 藤井フミヤ
原作の大ファンだけども、少なくとも「もう気になって気になって続きが読みたくてたまんねぇ...!」っていう部分はほとんど感じられなかった。それは原作を読破してるからなのか、映画の構成がそうさせているのか...。結局実写化したらああいう風になっちゃうんだろうか。
むしろ3部作とはいえ、しょっぱなからグイグイ飛ばしてくるわけで、映画で初めて観た人はついてこれるのか、なんて余計な心配もしちゃったりした。
前半では刑事のチョーさんのくだりで物語にぐいっと入り込んだ記憶があるんだけど、映画では娘さんとの関係には触れてないし(尺的に入れれないんだろうけど)、肝となる同窓会のシーンもなんだかあっけなかった気がする。オッチョの豊悦がピンと来ない。
堤幸彦は原作に近づけようとなるべく同じカット割りで撮影したり、エキストラも原作に似ている人を集めたりしたっていうことらしいが、ケンヂの同級生で藤井フミヤが出てきたり、駄菓子屋のバアちゃんが研ナオコだったりで、カメオ出演でちょいちょいいろんな人が出てきたのもなんか気になる。「あまりにも豪華なキャスト」の部分にかけるお金の意味がわからない。
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