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ジョン・ムーア『ダイ・ハード/ラスト・デイ』鑑賞

A GOOD DAY TO DIE HARD

ジョン・ムーア『ダイ・ハード/ラスト・デイ』をワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘で鑑賞してきました。

懐かしいダイ・ハードが帰ってきた

このシリーズのために設定された基準に達しようとがんばるのは面白い経験だし、年齢を重ねていくマクレーンをさまざまな段階で確かめることも楽しんでいるよ。

via: ブルース・ウィリス

ジャック(ジョン・マクレーンの息子)は規則通りに行うが、ジョンが規則に従うことはめったにないし、状況を処理するためには手近にあるものを何でも使う主義だ。

via: ブルース・ウィリス

陸に上がった魚のような状態の外国で彼がスキルを生かそうとするところは、本作の面白い要素となっている。言葉も文化も実態も何も分からないから、彼は今までやったことのないことをやらなければならない。つまり、誰かを頼ることだ。

via: ウィック・ゴッドフリー(プロデューサー)

A GOOD DAY TO DIE HARD 2

世界でもっともツイてない男マクレーンの物語、いや、ここまでくると世界でもっともツイてないぜ!オレたちマクレーン一家はな!と自らその道を選択していると言っても過言じゃないダイ・ハードシリーズ。
前作4.0からほぼ6年ぶりで5作目となる『A GOOD DAY TO DIE HARD』は、シリーズのファン、特に1作目が好きなファンにはなかなかたまらない内容になってるんじゃないかと思います。

モスクワで捉えられている息子ジャック(CIAのスパイとしてモスクワに潜伏中だったが捕らえられてしまった)を助けつつ、いつものごとく行き当たりばったりでテロ集団を皆殺しに行くわけです。
モスクワに着くやいなや「ロシア語なんて喋るんじゃねーよ!」と一般人から車を奪って、白昼堂々繰り広げられるカーチェイスがまず圧巻。軍用の装甲車を巨大な円柱のコンクリートに激突させちゃうあたりで、あぁダイ・ハード観てるんだなぁと再確認できた感じ。

A GOOD DAY TO DIE HARD 3

そして今作の敵のテロリストもどこか古風で懐かしさを感じる。ジョンとジャックを捕らえて「アメリカ人はみんな嫌いだ」とダンスを踊っているうちに反撃されちゃったり、裏切りの裏切りがあったり、挙げ句の果てにはヘリで突っ込んできたりしちゃう。この辺りは前作の4.0でのコピーともなっていたアナログvsデジタルと比較すると、アナログvsアナログというイメージになる。

古風な雰囲気も醸し出しつつ、タンクトップに革ジャン、天井のステンドガラスを破壊して進むシーン、おなじみのセリフ「Yippee ki-yay mother fucker(イピカイエー・マザー・ファッカー=やったぜ!クソッタレ!!みたいな意味。今作での翻訳は果たしてあれで良かったのか...)」などなど、1作目を連想させるような要素やオマージュが散りばめられているので、単純に「マクレーン一家のツイてない話」としてシリーズ通してある程度俯瞰で見れれば楽しい1時間30分を過ごせるんじゃないかと思います。息子ジャック役を演じたジェイ・コートニーも様になってました。

ただ、チェルノブイリの放射能をすぐさま中和してくれるガス(?)とかなんじゃそりゃ...!って脚本もあったりでビックリして失笑。ダイ・ハードならそのへんも愛嬌で許せってか。それからやっぱり邦題の「ラスト・デイ」ってのが納得いかないよ。

今年は『LOOPER/ルーパー』でオールド・ジョーが一瞬マクレーンに感じるようなイメージから入り、今回のダイ・ハードに繋がってるんで、ブルースがリズミカルに弾みました。

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Movie

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