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金曜Foot!(2013.02.01) 倉敷保雄さん「スペインの今」

Foot!

こんにちは。
幻想文学というジャンルがありますね。例えばこれはスペインを代表する詩人グスターボ・アドルフォ・ベッケルの書いた伝説集なんです。翻訳は山田真史さんバージョンですが、カスティージャ、カタルーニャ、トレド、ナバラ、アラゴンなどを舞台とする14編の作品がこちらは収録されています。

どんな話かっていうと、死霊の山に忘れ物を取りに行かせた女性に起こった恐ろしい出来事。狩りをしてはいけないと言われた場所で見た、泉の底にあった緑の瞳の正体とは。大理石の彫像にくちづけた男の末路はどんなものだったか。時代をこえて、現代でも繰り返される心の揺らぎの短篇集。いつの時代でも人の心のひだには、ミステリアスな何かが潜んでいるようであります。

またお話をひとつ、オルガン奏者ペレス、という作品があります。マエストロ・ペレスは死んで肉体は朽ちても、オルガンは彼の肉体の一部であるから、彼が亡くなったあとも鳴り続けるという不思議な話であります。

レアル・マドリーの会長の名前もペレスです。フロレンティーノ・ペレス。目下2度目の会長職に就いていますけれども、マドリディスタがいつまでも忘れることのない何かを残すことができるかという、いま瀬戸際になっています。今はなんだか騒がしいみたいですね。今日はこの話をしようと思います。マドリーに限らず、今のスペインどうなのかなー?という話を幸谷秀巳さんに聞くことにします。

では、金曜Foot!を始めます。

2013.02.01 [Fri] 放送

category

Football

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