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28日の深夜に東京を出発して、その時点で県外のボランティア受け入れOKだった岩沼市の災害ボランティアセンターを目指しました。

29日の7時過ぎくらいにボランティアセンターに到着。作業服に着替えて入り口に行くとGWが始まるということもあってか、大勢のボランティアの方々が集まっていて、8時30分から始まる受け付けのために並びました。自分たちが受け付けしたときにはすでに午前の部は締め切られてて、午後の部からの参加ということになりました。

担当になったのは個人宅の片付けで、30人でバスに乗って個人宅へ移動。15人は自宅の庭の泥かき、残りの15人はそこからさらに車で移動して畑の片付け(自分たちは畑での作業を選択)、という具合で分かれました。

作業時間は2時間で、途中で家主の方が用意してくれた飲み物やお菓子をいただきながら休憩もはさみつつ進めていましたが、あいにく終盤で雨が降ってきてしまいセンターへ戻ることになりました。バスに乗り込んで出発する際、見送りに来た家主の家族のみなさんが深々とおじぎをしてお礼の言葉をかけてもらった時に、地域の復興のお手伝いが短時間ながらも出来たんだと実感しました。

この岩沼市災害ボランティアセンターのすぐ近くには大きめの公園があって、ここにテントを張って宿泊できるようになっています。水道もトイレもあります。コンビニ(サンクス)も歩いて10〜15分ほどのところにあります。この時期でも深夜から朝にかけては、防寒はあればあるだけ良いという感じで冷え込みがまだまだ厳しかったです。

一番古くて震災の直後くらいから約1ヶ月半ここで寝泊まりしながらボランティア活動を行ってる人もいるという話も聞きました。県内で家も仕事もなくなってしまって何もすることがないからここに来てるという方もいました。近隣の住民からはお酒や軽い生活物資も届けられていました。

この日はボランティアセンター横に建設されてる仮設住宅への入居が始まり、大阪からうどんの屋台も出店していて賑わっていました。

30日は朝の6時くらいから受け付けにさらに長蛇の列ができていて、当初は30日も活動をして1日に帰る予定だったんですが、この状況を見て1日早く帰ることにしました。

今回は男4人で行ったんですが、ボランティア未経験だったということも含めいろいろ貴重な経験が出来たんじゃないかと感じます。帰りに高速で仙台空港の近辺を走ったときにひどい被災地も目にしました。そのときはもう言葉も出ないくらいの複雑な感情になりましたが、近いうちにまた行こう！という話をしながら帰路につきました。"活動報告"ってそんな立派なもんじゃないですが、特に今回の震災でボランティアに初めて参加されるという方にとって、なにかの参考になればと思います。

• 宮城県災害ボランティアセンター
• [PDF]水害ボランティア作業マニュアル