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Webディレクター/デザイナーtakasyiのウェブログ。日々の出来事や関心ごと・映画・写真・フットボール・Mac・Webデザインなどを中心に日本の片隅から細々と絶賛配信中。

『ハート・ロッカー』鑑賞

THE HURT LOCKER

第82回のアカデミー賞で6部門を受賞したのは記憶に新しいところですが、特にそれはどーでもよくて気になってたので六本木のTOHOシネマズで鑑賞。
タイトルの“THE HURT LOCKER”はアメリカ軍の隠語で“苦痛の極限地帯”や“棺桶”を意味するそうです。

2004年、イラクはバグダッドで任務に就くアメリカ軍爆発物処理班の話。ほとんどドキュメンタリータッチで描かれる戦場は“爆発物がいつどこで爆発するかわからない”感を見事に演出していて、常に一定の緊迫感がみなぎるままエンドロール。たまに挿入されてるスローモーションの映像がたまらんかったです。

冒頭で出てくる「戦争は麻薬のようなものである」というメッセージが物語を構築するように、爆発物にハマっちゃってもうどうしよもなくなっちゃった男もいたりするんです、男ってコレだから困りもんだわー、という部分にフォーカスされつつ、恐怖、狂気、孤独などと同時に戦場においてのヒロイズムとその代償を投げかけている。

そしてやっぱり脱帽なのが、男のハードボイルドな生き様を表現する女性監督キャスリン・ビグロー。873個の爆弾を処理してその部品を集めるのが趣味とか、「大人になったら好きなものはひとつふたつしか残らない。おれの場合はひとつだ。」とか、家に帰ってきたかと思ったらまた期間365日で任務に出ちゃって、すべてを物語るかのような後ろ姿とか、もう男臭くてしょーがない。素晴らしいよビグロー!

THE HURT LOCKER 2

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Movie

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